ちょっと⋯⋯嫌、かな。
「それより早く準備しなきゃいけないんじゃないのか?」
え?
「ああああああああ!もうこんな時間!?」
知らない間に時間がたってた。
「悠斗くん、ありがとう!」
「楽しんでな」
「うん!」
そういって悠斗くんは出て行った。
なんだかんだ言ってお買い物楽しみだ。
あまり友達とお買い物行ったことなかったし。
友達も明里ちゃんしか居ないし。
「陽葵?」
「あ、美織ちゃん!お待たせしてごめんね」
「ほんとよ!どれだけ遅刻してるのよ!」
「いや、遅刻はしてない気がするんだけど⋯⋯」
まだ五分前だし。
「そんなのはどうでもいいの!」
え、そうなの?
まあいいか。
「はい行くわよ」
ということで、せっかく沖縄に来たというのに普通に人で賑わっているところでお買い物。
沖縄らしいことしたいよ~。
海とか行きたいよ~。
「海行くわよ」
「え?行くの?」
「じゃあなんで今水着屋さんにいるのよ」
うん。だから疑問だったの。

