【完】俺が幸せにしてやるよ






「伊織、勝手なこと言うなよ」




「本当のこと言っただけー」




「悠斗くん嫌いなの!?すっごい美味しいのに!」





「苦い」




えー!その苦さがいいんじゃん!!





「ゴーヤの良さを分かってないね」




「今さっきゴーヤのこと知ったくせに」





「陸斗くんはうるさい!」





「はぁ?」




もう、いちいち突っ込んでこないでよー!





すっごいドヤ顔で悠斗くんに言ったのに~!





悠斗くん呆れて笑ってるよ。でも、話してくれてよかった。





美織さんには相変わらず睨まれてるけど⋯⋯。




やっぱり、美織さんと悠斗くんが一緒にいると気まづいなぁ。






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ご飯を食べ終わって、部屋でゆっくりしてる。



いっぱい食べたし、早く寝たいなぁ。



コンコン





誰だろ⋯⋯?




「ちょっと入らせて」




来たのは美織さん。





意外な人物でびっくりした。




こんな時間にどうしたんだろう。





「ねぇ、私悠斗のこと好きなの」




⋯⋯うん。なんとなく察してた。




態度でだいたい分かってたし⋯⋯。



それにしても第一声がそれって。それだけ本気なんだろうけど。