「伊織、勝手なこと言うなよ」
「本当のこと言っただけー」
「悠斗くん嫌いなの!?すっごい美味しいのに!」
「苦い」
えー!その苦さがいいんじゃん!!
「ゴーヤの良さを分かってないね」
「今さっきゴーヤのこと知ったくせに」
「陸斗くんはうるさい!」
「はぁ?」
もう、いちいち突っ込んでこないでよー!
すっごいドヤ顔で悠斗くんに言ったのに~!
悠斗くん呆れて笑ってるよ。でも、話してくれてよかった。
美織さんには相変わらず睨まれてるけど⋯⋯。
やっぱり、美織さんと悠斗くんが一緒にいると気まづいなぁ。
.............................
ご飯を食べ終わって、部屋でゆっくりしてる。
いっぱい食べたし、早く寝たいなぁ。
コンコン
誰だろ⋯⋯?
「ちょっと入らせて」
来たのは美織さん。
意外な人物でびっくりした。
こんな時間にどうしたんだろう。
「ねぇ、私悠斗のこと好きなの」
⋯⋯うん。なんとなく察してた。
態度でだいたい分かってたし⋯⋯。
それにしても第一声がそれって。それだけ本気なんだろうけど。

