ー次の日
ピーンポーン ピーンポーン
あ、マナかな?
ガチャ
「おっはよー!」
「おはよ!
行こっか。」
うん!
海楽しみー!
ー海
海だー!
キャッホーイ
「鬼ごっこしよ!」
「いいよ!」
私が鬼でスタートし始めた。
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アレ?
マナいない…
ボコボコ
アレ?
あっ…
足つった…!
助けて!!!!!!
ボコボコボコボコ…
あぁ、私はこのまま死ぬんだ。
あ、死んで天国へ行けば赤羽くんに会える…
ラッキーかも…ね。
違う。

生きたい。
もっと生きて楽しい日々を過ごしたい。
ボコボコボコボコ…
私の意識は薄れていった。

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パチ
暖かい空気が頬に触れた。
え、私…生きてる?
…?
男の子…?
目の前には知らない男の子がいた。
「あの…君は?」

「あ、目を覚ましたんだね!
溺れてたから…思わず助けちゃった。
良かった。」
優しい男の子だな…
「あ、ありがとう…」
「いいえ!
俺、聖!
君は?」
聖…くんか。
「私は結衣だよ。」
「そっか!
じゃあ結衣ちゃんでいい?」
「うん!」
この男の子…どこから来たんだろ…
「結衣ちゃん、どれくらいここにいるの?」
えっと…
「2週間くらいかな。」
「そうなんだ!
よかったら明日とかも遊んでくれない?」
もちろん!
「いいよ!」
あ、それよりマナは!?
「聖くん!ごめん!
ちょっと友達探しに行くね!」
「あ、俺もついてっていい?」
あ、全然いいよ!
「うん!」
マナ…心配してるだろうな…
あ!
いた!
「友達見つかった?」
「うん!
ありがとね!」
「ううん!」
「まなー!」