何度でも、青に染まる。

「まず、最初に言った通り、俺は白尾 青冶。青冶って呼んでくれればいい」


「分かった青冶ね。私は市原 木乃。」


「それは知ってる。」


私は目を丸くした。
まだ名乗って無いはずだか…


そんな様子を察したのか、青冶は話し始めた


「俺は元々、お前を知っている。まぁお前と言うよりか、"木乃"を知っている」


「どういうこと…?」


「俺らは前世からの運命で結ばれてるんだ、"青冶" と "木乃" は結ばれる運命なんだ」


「はいぃ!?」


急に運命とか言い出してるけど…
この人頭大丈夫かな?


「頭大丈夫かな?とか思ってるだろーけど、本当なんだ。記憶があるからな」


「うぅっ…記憶ってどういうこと?」


「"青冶"としての前世以前からの記憶があるんだ。どんな風に二人が出会ってきたのか、鮮明に。けど、俺らみたいな酷い出会い方は無かったけどな…」