家に帰ると、顕葵くんに支えられてこーあくんが来てくれた。こーあくんは持病の喘息の影響で熱を出している。

「由梨・・・おかえり・・・」

「こーあくん、ただいま。一緒に部屋行こ?」

「うん・・・。ごめんな、体が弱い、彼氏で・・・」

「ううん。気にしないで。あ、そうだ。真葵くん、これももから」

「もも?あぁ。あの時ゲーセンで会った子か」