夜は私が来たからとパーティーをしてくれた。

「初めまして。如月由梨です。よろしくお願いします」

「左から年上順なんだけど、來葵、顕葵、颯葵、廉葵、夢葵、真葵だよ。琉葵は今刑務所にいて、末っ子がもうちょっとしたら帰ってくると思うよ」

「ただいまー」

っ。この声聞いたことある。誰だっけ?

「洸葵、この子親父の親友の子供で、今日からここに住むことになった由梨ちゃん」

「っ。由梨!?」

「こーあくん!?」

思いがけない元カレとの再会だった。