夜空の音。





「ねね先輩っ

保健室、つきましたよ!」


私はドアに手を伸ばす




そのとき、同じ学年の美香に押されて倒された。

ねね先輩も倒れてしまった。



「あゆみ、邪魔なんだけど。」



私は美香に目を付けられている。




「美香、ちゃん、?」

ねね先輩には
まだ言ってなかったかな、

こんなことなら言えば良かった。

「どうしてあゆみちゃんにこんなことするの、?

同じパートだよね?」



美香ちゃんは
ねね先輩に気づいていなかった。


「ねね、先輩…?」


美香は先輩に気づいていなかったみたい。


「こ、これは…」


明らかに動揺している。


「美香ちゃんのこと
噂で聞いてたよ。

ごめんね、
辛いのに気づけなくて。」


ねね先輩…。

自分も倒れて痛いはずなのに
美香ちゃんの事も私のことも
気遣ってくれて、泣きそうになっちゃったよ、



「先輩…」