え…?
小学校からずっと
友達のいなかった私が?
友達になろうって?
混乱して頭が真っ白になる。
「はっ…はい…!」
そう返事をする。
私の声は震えていないだろうか、
「名前…」
「…え?」
「名前、なんて言うの?」
「私は山田あゆみだよ。
あなたは??」
「小泉 美香
よろしくね!」
あぁ、いい子そうだな。
そう思っていた。
「美香…
可愛い名前…。」
美香は首を傾げながら微笑んでこっちを向く
「そうかな?ありがとう!
あゆみちゃんも可愛いよ!」
…そうかな。
親にも友達にも
気持ち悪いって言われていたのに?
でも美香ちゃんが嘘をついているようには見えない
「そうかな…」
「うんうん、そうだよ!」
みかちゃんがいってくれるなら信じてみようかな?
「美香ちゃん、ありがとう!」
私は満面の笑みで答える。
「うん
あと美香ちゃんじゃなくて
美香でいいよ」
美香ちゃ…美香も満面の笑みで返してくれる。
それが可愛くてつい微笑んでしまった
「美香〜
わたしはあゆみでいいからね」
そう言うと美香も笑顔で返してくれる
