夜空の音。




教室へ着いてドアを開ける

--ガラガラッ


ドアを開ける音が響く。




そのとき、クラスメイトは一瞬私の方を見てまたお喋りに夢中になる。


あぁ。またひとりぼっちなのかな、


そう思いながら指定された席へ座る


そして、趣味の読書を始める。

今読んでいるのは

「昼星」

という本だ。


何ヶ月もずっと探して

やっと見つけた恋愛小説。



とても面白い。

そう読みふけっていると


前から声が聞こえた


「ね、ねぇ。」



誰だろうと思って本を置いて前を向く


「どうしたの?」


そう声をかける。



「私と…」


声が震えている。

緊張しているようだ。



「友達になってくれませんか?!」