息子の厳しい状況が、手に取るように分かる手紙である


息子は、私の誇り…


改めて手紙を読んでみると、不思議な気分となる


息子は、もうこの世には
いない


私の家には報道局が押しかけ
一躍、悲劇ヒーローとなった


また、政府関係者も訪れ
息子の死の状況を聞かされた


それは、銃殺され
手足、首は切り刻まれた無惨な姿


とても日本まで、遺体を運べる状態ではないとの話であった


息子を火葬し、位牌を持って帰って頂きたい旨を伝えた


数日後
位牌は届けられた


そしてまた
息子からの手紙が届いた