「陽華?」
目が覚めたのか。
私はよろよろと、君に近寄る。
君は、嬉しそうに目を細める。
ああ、いつもの君だ。
なんだか、
君は消えてしまわないような気がした。
また、いつものように笑って、
私の名前を呼ぶ。
そんな気がした。
だけど...