君は、とても重い病気にかかっていた。
何て言う病気なのか、忘れてしまった。
君の母さんから聞いたが、
なにも耳に残っていない。
この日のことは、
生まれた頃からわかっていたのだ。
いつか、君と私がバラバラになって、
君が私に嘘をつき、
私が私に嘘をつき、
私が君を許すこと...