「月花」
私たちの朝は、
私が君の名を呼ぶことで始まる。
君と私は、お隣同士で、
私たちの距離は、
二つの壁と、
数メートルの空間があるだけ。
そして私は、毎朝、
君を迎えにいく。
たとえ雨が降ろうとも、
嵐が来ようとも...