三年生の春。
先輩が卒業して気が楽になった。
やはり在学中は
周りの声がうるさくて
先輩の存在は消せなかった。
先輩の姿を見るだけで
なぜか無性に腹が立った。
あの人のせいでどんだけ大変だったか!
やっと存在が消せて幸せな毎日だった。
勉強以外は。
~~~~~~
やっっっっと先輩を知る
一個下の子たちともおさらばしたのに…
なんでまたあの人が現れんの~~~~!
お腹すいたな。あ、もう昼か。
結局勉強できてない。。。
とりあえず食堂行くか。
「憂鬱すぎる。。。。」
「どーしたのっ?」
「!!!」
心臓が飛び出るわ!
「優衣ー!驚かすことしかできんのか!」
「ごめんごめん笑」
笑 じゃないわ。。
「さっき今野先輩見かけたの。」
「えー、良かったじゃん!」
「また無視だよ!?
なにが良かったよ。。」
できればもう一生会いたくないわ。。
