「美咲ぃぃぃ!おはよっ????」

後ろからすごい勢いで大当たりしてきた。。

「ゆい!もう痛いよ~
 もうちょっとおとなしくあいさつできん?」

城ノ内優衣。
名前はお金持ちそうだけど
普通の家庭で育ったうるさいやつ。。
ちなみに高校三年間同じクラス。

「てか!どうよ瑛人君は!」
「それが、まだでてくるの…」

優衣には瑛人のことは話してある。

「ほー、じゃあまだ目的はたせてないとかっ」
「なんの目的よ…」

瑛人が夢に出てきた原因はわからない。
瑛人についてなにも知らない。

「ふぁ~…おはよ…」
「うっわ、眠そ~」

小山健之輔。
こいつもまた、高校からの中で
瑛人について話している。

「あんたもしかして一晩中ゲームでしょ!
 課題やった?」
「「え?」」
「まさか二人ともやってないの?
 あの教授めんどいんだから!!
 はい、わたしの写して!」
「「ありがと~優衣様~~」」

瑛人のことが気なりすぎて
すっかり忘れていた。
優衣はなにかと母みたいだ。



それにしてもなぜ瑛人は現れるのか。
そもそも瑛人は何者なのか。
実在するのか。…いやそれはないな。
今夜久しぶりに聞いてみようか。
どうせ聞けないけどだめもとだ!