「父さん、母さん。

話があります。」

父さんは「お前が敬語なんて珍しいな」と笑っていたけど俺の顔を見て父さんと母さんは真面目な顔に変わった。

「俺、兄ちゃんと同じ中学受験したい。

成城大附属中で陸上続けたいんだ。」

「父さん、母さん。俺からもお願いします。

俺…涼介と同じ場所で練習がしたい。」