つい先程まで俺の背後にいた白衣の男
居ると思って振り返ったのだが、そこに白衣を着た男の姿はなかった
「え?誰かと一緒だったの?」
俺達が来たときには居なかった、と口にする伊月。つまり電話に気を取られている間に消えたのだ
は。まじかよ、普通歩けば足音くらいすんだろ。気配消して足音消すとか何、まさかの忍者か
と、内心、一人漫才をしていた俺に、
「あ、待って
ここの生徒なら、特徴教えてくれれば見付けられるよ」
「え………………、すげぇな羽音さん」
ポケットから取り出した携帯を、弄り出す羽音。操作する指の手が早すぎて怖い、とか言えねぇ
(まさか“あれ”の中に情報全部入ってんのか?)
「覚えてる事ある?黒子の位置、利き手、身長、体形、髪色、
あ、因みに性別は?」
「あ、……嗚呼、男、で」
「他には?」
と、聞かれ思い出すのは、たったの二つ
「白衣来てたな、すんげぇ長いやつ」
「て事は、コスプレ系をメインにしてるクラスに絞られるけど…………白衣って意外と人気あるから、特定には繋がらないかなぁ、
他にはないの?」
「嗚呼、後、すっげぇ綺麗な目してた」
そんな俺の一言に、いち早く反応したのは時雨で、
「瞳が青色だった、とかか?」
訝しげに顔をしかめる。
うちの学校に、ハーフなんていたっけ?と言いたげな顔に、俺は首を振る
この学校にハーフが居るかは知らないが、俺が見たのは……………………、
「じゃなくて、……黄金色だった」
ぽつり、と呟いた一言。
瞬間、派手な音を立てて羽音の手から携帯が滑り落ちた。
居ると思って振り返ったのだが、そこに白衣を着た男の姿はなかった
「え?誰かと一緒だったの?」
俺達が来たときには居なかった、と口にする伊月。つまり電話に気を取られている間に消えたのだ
は。まじかよ、普通歩けば足音くらいすんだろ。気配消して足音消すとか何、まさかの忍者か
と、内心、一人漫才をしていた俺に、
「あ、待って
ここの生徒なら、特徴教えてくれれば見付けられるよ」
「え………………、すげぇな羽音さん」
ポケットから取り出した携帯を、弄り出す羽音。操作する指の手が早すぎて怖い、とか言えねぇ
(まさか“あれ”の中に情報全部入ってんのか?)
「覚えてる事ある?黒子の位置、利き手、身長、体形、髪色、
あ、因みに性別は?」
「あ、……嗚呼、男、で」
「他には?」
と、聞かれ思い出すのは、たったの二つ
「白衣来てたな、すんげぇ長いやつ」
「て事は、コスプレ系をメインにしてるクラスに絞られるけど…………白衣って意外と人気あるから、特定には繋がらないかなぁ、
他にはないの?」
「嗚呼、後、すっげぇ綺麗な目してた」
そんな俺の一言に、いち早く反応したのは時雨で、
「瞳が青色だった、とかか?」
訝しげに顔をしかめる。
うちの学校に、ハーフなんていたっけ?と言いたげな顔に、俺は首を振る
この学校にハーフが居るかは知らないが、俺が見たのは……………………、
「じゃなくて、……黄金色だった」
ぽつり、と呟いた一言。
瞬間、派手な音を立てて羽音の手から携帯が滑り落ちた。


