ノラと呼ばれた男【弐】








だが、欲を言うなら……………………






















俺も喧嘩の相手願いてぇ




こんな強い奴見んの久々

つか、テンション上がって来た。





(さくっと片して、じっくり話を聞いてみたいもんだね)

自然と上がる口角。そして同時に、喧嘩のスピードも上げてゆくが、




やはり気になり……………………、





ちらり、と背後の白衣男を見やる、が、

息1つ乱れていない。




(まじでコイツ人間かよ)


抱くのは恐怖、ではなく寧ろ逆。

(にしても…………初めて見たわ、黄金色の瞳




―――――――――――カラコン、か?)





と、思ったものの、


なんとなくだが“本物”な気がする。

1度、黄色ではないが、青のカラコンをしたことがあった。結果、元々の黒色とカラコンの青が混ざり、溝みたいな色になった記憶はまだ新しい



(て、事は………………まさかコイツ、)





脳裏にチラつく、あの噂。

最近姿を消した一人の男―――――――――――――



『マジで見たんすよ、黄金色の瞳!』



『またまた~』



『ちょっ、信じて下さいよ~


すげぇ強かったし、間違いなくあれは…………………………











―――――――――――――ノラですよ!』