だが、欲を言うなら……………………
俺も喧嘩の相手願いてぇ
こんな強い奴見んの久々
つか、テンション上がって来た。
(さくっと片して、じっくり話を聞いてみたいもんだね)
自然と上がる口角。そして同時に、喧嘩のスピードも上げてゆくが、
やはり気になり……………………、
ちらり、と背後の白衣男を見やる、が、
息1つ乱れていない。
(まじでコイツ人間かよ)
抱くのは恐怖、ではなく寧ろ逆。
(にしても…………初めて見たわ、黄金色の瞳
―――――――――――カラコン、か?)
と、思ったものの、
なんとなくだが“本物”な気がする。
1度、黄色ではないが、青のカラコンをしたことがあった。結果、元々の黒色とカラコンの青が混ざり、溝みたいな色になった記憶はまだ新しい
(て、事は………………まさかコイツ、)
脳裏にチラつく、あの噂。
最近姿を消した一人の男―――――――――――――
『マジで見たんすよ、黄金色の瞳!』
『またまた~』
『ちょっ、信じて下さいよ~
すげぇ強かったし、間違いなくあれは…………………………
―――――――――――――ノラですよ!』


