耳元で囁かれ、目が点になる あ。私…………今、ドレス着てたんだった と。思い出したのは、伊月が去った後の事 (にしても…………重いな、これ) 「後で見るか」なんて、つい先程思ったにも関わらず、そっと紙袋を開く私の右手。嗚呼、やっぱ一回気にしたら気になるというか←言い訳 上に乗っていた大きなタオルを捲り、中を覗けば………………――――――――――――― (え………………これって………………………………)