ノラと呼ばれた男【弐】

「にしても大荷物だね、」





と、不意に話題が変わり、伊月さんの視線が紙袋へと移る。

何が入ってるの?と聞かれ、私も首を傾げた。





後でこっそり中、見てみるか←

まぁ、大抵搖がくれる物はロクでもないから期待してませんけどね

「あ、そだ姫川さんの所、キャバ喫茶だよね?」



「うん」



「後で顔出すね」




「おー、マジで?待ってるね」









と、話題が切れ、話すこともない私は「んじゃ、また後で」と言い残し、踵を返した………………のだが、



「それと姫川さん、」





唐突に腕を引かれ、バランスを崩す。

当たり前の様に身体を支えてくれた伊月さんと、視線が絡み……………………











「その格好綺麗ですね、よく似合ってる」