時雨を見ると、少しだけ笑って、
「さ、戻んぞー」
くしゃりと乱暴に髪を撫でられた
その際、ふわりと香る柑橘系の匂い
あ…………香水変えたんだ、
「うん、……皆、待ってるしね」
なんて言いながら、時雨の一歩後ろを歩く。また倒れないように。
そうする事で、時雨が歩く度、ふわりと香りがやってくる
この匂い、結構好きだな……と内心呟きながら二人で教室に戻れば、
「あ、姫、時雨おかえりー」
「時雨大丈夫?今からが混むよ、12時過ぎればゆっくり出来るけど休んどく?」
「大丈夫か、時雨」
藍、羽音、迅の順番で口を開き、全員が心配している表情だ。
愛されてるなぁ時雨は
「おう、ちっと人酔い。もう治った」
にかっ、と八重歯を見して笑うなか、一瞬、眉をしかめた迅。
何か言いかけて押し黙る
ほら、そういうとこ時雨もするんだよ
「……無理はするなよ」
「分かってんよ、ありがとな」
既に背を向けて歩き出す迅に、礼を言った時雨はそのまま片手で私の肩を叩いた
ポン、ではなく例えるなら「ベシッ」って叩きかた
「いった~、何急に」
暴力反対!と言いかけた私が言うのを止めたのは、
少しだけ、……ほんの少しだけ、
「お前もありがとな、…………一華」
優しい表情で時雨がこっちを見てたから
気付けば私は息を飲み、互いの視線が絡み合う
………………………………笑った、
「さ、戻んぞー」
くしゃりと乱暴に髪を撫でられた
その際、ふわりと香る柑橘系の匂い
あ…………香水変えたんだ、
「うん、……皆、待ってるしね」
なんて言いながら、時雨の一歩後ろを歩く。また倒れないように。
そうする事で、時雨が歩く度、ふわりと香りがやってくる
この匂い、結構好きだな……と内心呟きながら二人で教室に戻れば、
「あ、姫、時雨おかえりー」
「時雨大丈夫?今からが混むよ、12時過ぎればゆっくり出来るけど休んどく?」
「大丈夫か、時雨」
藍、羽音、迅の順番で口を開き、全員が心配している表情だ。
愛されてるなぁ時雨は
「おう、ちっと人酔い。もう治った」
にかっ、と八重歯を見して笑うなか、一瞬、眉をしかめた迅。
何か言いかけて押し黙る
ほら、そういうとこ時雨もするんだよ
「……無理はするなよ」
「分かってんよ、ありがとな」
既に背を向けて歩き出す迅に、礼を言った時雨はそのまま片手で私の肩を叩いた
ポン、ではなく例えるなら「ベシッ」って叩きかた
「いった~、何急に」
暴力反対!と言いかけた私が言うのを止めたのは、
少しだけ、……ほんの少しだけ、
「お前もありがとな、…………一華」
優しい表情で時雨がこっちを見てたから
気付けば私は息を飲み、互いの視線が絡み合う
………………………………笑った、


