ノラと呼ばれた男【弐】

【時雨side】











俺には、











殺したいほど嫌いな奴がいた。

いつも向けられる目は、憎悪に満ちていて。殺らなければ殺られると、分かっていたからだ


だからこそ思う

あの時、なぜ俺は……、俺が殺せていたら、

きっと、







きっと、







楽だった。