ノラと呼ばれた男【弐】

あ、一応追加で言っとくと、



オールバックの髪に、ミニスカという地獄絵図

どこをどう見ても「男」で、

スカートから出てる筋肉は逞しすぎる程だ。こんな女がいたら嫌だ(本日2度目)










「あ、…………ありがとね、」


思わず苦笑ぎみに言えば、迅が「ふ、いいもん見れただろ」と何故かどや顔

いえ、もう、一生見たくない光景ナンバー1になりました。とも言えず、




「……それと、ちょとだけ時雨借りるね」





未だ、私らに背を向けて立つ時雨


そっと手を引けば、驚いた顔して振り返る。あ、やっぱ………………変だ







ワンテンポくらい、遅れての反応

いつもなら反応早いのに、







「………………は?何」



何、しれっと大丈夫そうな顔してんの?

全然大丈夫に見えないよ、ばか





ほら、迅の顔見てみなよ、迅が心配そうにこっち見てるじゃん。気付いてないでしょ

真っ青な顔して、いつも通りに振る舞っても時雨‘’らしく‘’ないから







「いーから来て」



「あ、おいっ、」