ノラと呼ばれた男【弐】

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一時間目、二時間目は真面目に授業を受け、三時間目は理事長室に来ていた

勿論、竹松先生には「理事長にいるね」と言い、皆には「知り合いに会ってくる」とだけ伝えた

迅が「一緒に行こうか?」と心配してくれたが、竹松先生が上手く引き留めてくれて、

こっそり、抜けて来たのだ←ドヤ




「んで、ハニーのとこは結局キャバか」



「うん、なんかそーなった」



「ふっ、……司の読みは当たったか」



「ん?」







え?竹松先生の読み……?

はて、と首を横に傾げれば、



くつくつと楽しげに笑う搖


「あいつ、眠そうな面してただろ」



「え?あー……うん、隈が出来てた」



「だろーなー、一人で準備してる筈だぜ?今日から作っても間に合わないしな」






言われてみれば確かに。

看板にしろ、洋服にしろ、今から作ってたら明日には間に合わない。


じゃあ…………あんなに眠そうにしてたのは、私たちの創立祭のせい?





「なんで一人で…………、」



「ま、長年いるからなんとなく分かるんだけどな、

多分、あいつが一番楽しみなんじゃないか?」



「…………そっかぁ、じゃあ頑張らないとね」








一般開校される日、それが創立祭

私がもし‘’あいつ‘’なら、きっと明日を狙うだろう






なぁ、そうだろ?…………壽 龍生