ノラと呼ばれた男【弐】

え……、いやいや………………は?


「だよだよだよだよっ!俺らの姫川さんが居るじゃーん」


「おっしゃあ、余裕で黒字いけるぜ」










待って。軽く思考停止してる私を置いてかないで

てゆーか、私一人しかいないじゃん女子




それでキャバ?……ふざけんなよ、


私一人で、店を回せっての?無理。鬼畜








「ちょっと待っ、」


ちょっと待って。と、言いかけた私、

だがそれは意外な人物に止められた





「え…………、姫が着飾るの?」




「つーかさ……キャバって露出多くね?」



藍、時雨の順で口を開き、



「ふふ、一華ちゃんには少し早いかもね。そーゆう服装」

と、羽音が言う。

え。何、さりげに羽音、私に喧嘩売ってる?でもね…………ナイスフォローだ、ちくしょう




思わず、内心、親指をぐっと立てた私

普段は胸筋みたいな胸が嫌だったが、今回はこの胸に救われた。




このまま、キャバはなし。って方向で、










「あー……確かに、つるぺただもんな、お前って」



「………………はい?」




何が可笑しいのか、ツボりながら言う時雨。よし、お前、いっぺん滅べ←

まぁ、でも私は大人だからね。怒んないよ、大人の対応ってやつを、





「てか、成長期小学生で止まってんじゃね?」




大人、の、……対応を、





「ここまでいくと、まな板なみ―――――――――――……、」




「殺ろう、キャバ」



私の中で、何かが切れる音がした。

それと同時に言ってしまった買い言葉は、











ただただ、自分の首を絞め、




「「「まじで!?姫川さん有り難う!!!」」」


私とは対照的な…………満面の笑みのクラスメートたち

そして同時に、私は激しく後悔するのだった










(嗚呼………………やっちまった、)



と。そんな私を横目に、時雨が「ばかだろ」などと呟いた事など知る筈もなく、



クラスが何をするかが決まったところで、HR が終わった。