「何飲む?」
「え、……いいの!?」
びっくりして、聞き返せば、まさかのどや顔で…………、
「いんじゃね?迅の金だし」
「うっわ、最低」
思わず笑ってしまった私。
そんな私に、時雨は「うるせぇなぁ、あ、これでいいよな」なんて言いながら、勝手に決め、
自販機のボタンを押した、
上から下に、飲み物が落ちてくる音って、皆、一度は聞いた事あると思うけど、
ガタガタッ…………ガコッガッ、……ガタンッ
なんて激しい音を立てる自販機は初めてだ……………………、
(ヤバイ、…………音がヤバイ……壊れる前なんじゃ、)
てか、間違いなく、これ、炭酸とか買ったらダメな奴だ。落ちてくる時も、自販機内で何かにぶつかる音がした。
うっかり買って、炭酸を飲もうもんなら
………………って、あれ?
時雨、さっきコーラ買ってたような
そう思い、時雨に視線を移せば…………、
まさに、買った‘’ソレ‘’を開ける瞬間で、
――――――――…あ、やばい
やたらスローに見えた一部始終。
私が止める間もなく……………………、
――――――……ブッシュッッッッ!!
「!!!???」
勢いよく、時雨に向かって噴射した。
「~~~つっめてぇ~~~~……」
「だ、……大丈夫?」
こう言う時に思う。
女子力あったら、すぐにタオルとか渡せるのに持ってすらいないって、
どんだけだよ私。
「くっそ服濡れた」
「取り合えず、服、脱ごっ」
特に何も考える事なく、時雨の洋服に手の伸ばす私。瞬間、何故か焦り出す時雨
「おい、……待て、ちょっと待っ、」
ボタンを外し、露になった身体。
思っていた以上に、筋肉があり、がっしりとした体つき。
もう、何、今更テレちゃって♪
なんて、ふざけた口調で言いかけた私が、言葉に出来なかったのは……
右腹に深く刻まれた跡が視野に入ったからだ


