◆◆◆
【一華side】
パタパタと廊下を駆ける私を、生徒らは不思議な顔して見送る。
そんな中、
「えっ、今の姫川さん!?」
「すげぇ綺麗」
「いやいつも綺麗だけど、なんか……」
「モデルさんみたいだったね」
などと囁かれていた事など知らず。
見慣れた教室の前で、走っていた私の足は止まった―――――――――――
お客さんがいた時とは少し違う、騒がしすぎない廊下。
さっきまで列が出来てたのに、
本当に外部の人達は帰ったみたいだ。
見慣れた、と言うか、触り馴れた?教室のドアをゆっくりと音を立てて開ければ、
「あっ…………、姫川、さ、ん?」
と、吃りながらも話しかけて来てくれた田中くん。一瞬警戒してしまったが、
彼は彼で別の事に驚いているようで、
「その洋服、どうしたの?」
と、素に近い声の田中くんと目が合った。本日2度目。
瞬間。片付けをしていた生徒らも、釣られて私を見る始末
「「「「(かっ、……かわいっ)」」」」
などと言うクラス全員の呟きなど知る事なく、辺りを見渡した。
いつもだったら、すぐ絡んで来るか茶化すかするのに……………………、
なんて、柄にもなく不安に鳴った私は、
見慣れたメンバーを探す。
「………………あ、」
居た。…………と言うか、なんか皆固まってる
え、何、まさか私、時間止めちゃえる系の能力発動しちゃったか←ぇ
てゆーか、皆さんアホ面(笑)
藍なんて、口をパクパクしてるし、
時雨なんてガン見、
羽音は何故か眼鏡を拭き始め、
迅は固まっていた。
「えっ、と、……どうしたの皆」
「いやいやいやいや!寧ろこっちがどうしたの?って聞きたい!どうしたの?」
瞬間にして我に戻ったのは藍で、
うわー、お人形さんみたい。などと私を見て笑う。
「後夜祭あるし、……って、変かな」
やっぱ、私が着ても似合わないよね
そりゃ衣装は可愛いよ?
でもね「衣装は」の話し。
着る人が残念なんだよ、
思わず肩を落とした私に、慌てて首を振る藍
「うんん、可愛いっ
今すぐ襲えちゃうレベルで可愛い、
やっぱ姫はお姫様みたいだね」
と、頬を赤らめる藍。
寧ろ藍の方が愛らしく見えるんだけど、
【一華side】
パタパタと廊下を駆ける私を、生徒らは不思議な顔して見送る。
そんな中、
「えっ、今の姫川さん!?」
「すげぇ綺麗」
「いやいつも綺麗だけど、なんか……」
「モデルさんみたいだったね」
などと囁かれていた事など知らず。
見慣れた教室の前で、走っていた私の足は止まった―――――――――――
お客さんがいた時とは少し違う、騒がしすぎない廊下。
さっきまで列が出来てたのに、
本当に外部の人達は帰ったみたいだ。
見慣れた、と言うか、触り馴れた?教室のドアをゆっくりと音を立てて開ければ、
「あっ…………、姫川、さ、ん?」
と、吃りながらも話しかけて来てくれた田中くん。一瞬警戒してしまったが、
彼は彼で別の事に驚いているようで、
「その洋服、どうしたの?」
と、素に近い声の田中くんと目が合った。本日2度目。
瞬間。片付けをしていた生徒らも、釣られて私を見る始末
「「「「(かっ、……かわいっ)」」」」
などと言うクラス全員の呟きなど知る事なく、辺りを見渡した。
いつもだったら、すぐ絡んで来るか茶化すかするのに……………………、
なんて、柄にもなく不安に鳴った私は、
見慣れたメンバーを探す。
「………………あ、」
居た。…………と言うか、なんか皆固まってる
え、何、まさか私、時間止めちゃえる系の能力発動しちゃったか←ぇ
てゆーか、皆さんアホ面(笑)
藍なんて、口をパクパクしてるし、
時雨なんてガン見、
羽音は何故か眼鏡を拭き始め、
迅は固まっていた。
「えっ、と、……どうしたの皆」
「いやいやいやいや!寧ろこっちがどうしたの?って聞きたい!どうしたの?」
瞬間にして我に戻ったのは藍で、
うわー、お人形さんみたい。などと私を見て笑う。
「後夜祭あるし、……って、変かな」
やっぱ、私が着ても似合わないよね
そりゃ衣装は可愛いよ?
でもね「衣装は」の話し。
着る人が残念なんだよ、
思わず肩を落とした私に、慌てて首を振る藍
「うんん、可愛いっ
今すぐ襲えちゃうレベルで可愛い、
やっぱ姫はお姫様みたいだね」
と、頬を赤らめる藍。
寧ろ藍の方が愛らしく見えるんだけど、


