「ま、……まぁ、なんだ、……あれだな、
…………………………似合ってる」
「うん、よく似合ってるよ」
俺とは異なり、スマートに褒める司
ほんの少しだけ悔しくて司を睨むが、笑顔で流された。はいはい、自信作だもんな、お前の。
そりゃスマートに褒めたくなるわな
「じゃあ、はいっ、これ、皆に渡して来てくれる?」
そう発したのは司で、
今にも破けそうなレジ袋を手渡した
勿論中身が重要。
今日半日、『姫川 一華』は買い出しに行った。という設定だ。
流石にアリバイ作らないほど、俺らも馬鹿じゃない。
「うわぁ!すごっ、こんなに?」
「一人一袋あるから、」
「やったぁ!ありがと先生っ」
嬉しそうに笑う一華。
瞬間、何故か、司が甲で口元を隠す。
思わず顔を覗けば……………………、
「あ、司照れてる」
「うるせぇハゲ」
「ハゲてねぇよ!?」
「なら、むしるから髪貸せ」
ねぇ、酷くね。この扱い。
そんなやり取りを笑って見ている一華。
やっぱ………………似合うな、
泣き顔より、笑顔のが似合う。
なんて、本人には言ってやらないけどな
「なぁ一華、」
「ん?」
「創立祭、……終ったな」
同時に五時半だと知らせるチャイムが鳴った。
五時半には正門が閉まるため、外部のお客らは必然的に居なくなる。
残るのは此処の生徒のみ
「せっかくの祭だ、」
「?」
「最後の打ち上げくらい、そっちの姿で居てやれよ」


