◆◆◆
ほら、携帯鳴ってますよ?
そんな声すらも別人が発している様だ
「あ、うん……………………」
曖昧な返事をしながら、私はもう一度、
田中に視線を向ける。
けれど、すでに彼の瞳は前髪で隠れ、表情を隠す。
見間違い………………なわけ、ない、
まるで温度すらなかった……氷みたいな目
久々にゾッとした、
感情すらない、あの感じ。
昔の………………私と同じ目だ、
「すぐ、………………戻るから、」
この場を離れるのは、かなり気が引けたが……、
辺りを見渡して確信する
大丈夫、……これだけ生徒や客がいる、
少し、席を外すだけ。
(大丈夫、だよね……………………)
田中の横を通りすぎ、私は後ろ髪を引かれながら……教室を後にした。
さくっ、と電話終わらして教室に戻ろう
と、内心呟きながら向かうは、
田中くんに言われたお手洗いの場所。
勿論、早足で歩きながら、気が急いて、鳴り続ける携帯の通話ボタンを押したのは言うまでもない。
「………………はい、」
『おー……やっと出た』
私とは異なり、緩い声を出す竹松先生
あれから保健室で寝たのか、朝よりか明るい声に、何故か、先程のもやもやした気持ちが浄化されていく。
あ。癒されていく?って言うんだっけ?
「ん、ごめん、場所が悪くて出れなかった……、」
『あー……わり、空気読めなかったわ
―――――――――今、ちょっといいか』
ほら、携帯鳴ってますよ?
そんな声すらも別人が発している様だ
「あ、うん……………………」
曖昧な返事をしながら、私はもう一度、
田中に視線を向ける。
けれど、すでに彼の瞳は前髪で隠れ、表情を隠す。
見間違い………………なわけ、ない、
まるで温度すらなかった……氷みたいな目
久々にゾッとした、
感情すらない、あの感じ。
昔の………………私と同じ目だ、
「すぐ、………………戻るから、」
この場を離れるのは、かなり気が引けたが……、
辺りを見渡して確信する
大丈夫、……これだけ生徒や客がいる、
少し、席を外すだけ。
(大丈夫、だよね……………………)
田中の横を通りすぎ、私は後ろ髪を引かれながら……教室を後にした。
さくっ、と電話終わらして教室に戻ろう
と、内心呟きながら向かうは、
田中くんに言われたお手洗いの場所。
勿論、早足で歩きながら、気が急いて、鳴り続ける携帯の通話ボタンを押したのは言うまでもない。
「………………はい、」
『おー……やっと出た』
私とは異なり、緩い声を出す竹松先生
あれから保健室で寝たのか、朝よりか明るい声に、何故か、先程のもやもやした気持ちが浄化されていく。
あ。癒されていく?って言うんだっけ?
「ん、ごめん、場所が悪くて出れなかった……、」
『あー……わり、空気読めなかったわ
―――――――――今、ちょっといいか』


