ノラと呼ばれた男【弐】










ま、改めて決断すんのも変な話だけどさ



(……あっちの姿で接触しとくか、)

ぶっちゃけ。凄い嫌だけど。
バレない自身あるけど、嘘が増える気がして……嫌だなぁ






でも、うっかり遭遇した時の事を考えればそれが妥当だ

遅くても1ヶ月、それまでに片付ける













「あ、そだ。家族に連絡入れたらケータイの電源切っとけよ」



「分かりました」



首を立てに振って頷く、塁

素直なのか、従順なのかは謎だが、





「てゆーか…………一華さん」




「ん?」




「血がっ!ち、ちりょ、治療しましょう!?」



真っ青な顔して慌てる塁

そんな姿を前に、思わず噴く私









本当、見てて飽きないなぁ。なんて感心しながら、微笑んだ



「舐めたら治る」



「いやいや、余計悪化しますからっ」







まぁ、何はともあれ……こうして奇妙な共同生活が始まった(笑)