ノラと呼ばれた男【弐】

などと言う会話で盛り上がり、

「あっ!もう少しで買えそう」

長いようで短く感じた30分。ひたすら迅と話していた気がする。

一見、無表情で近寄りがたい迅が普通に喋るもんだから周りがチラ見してた、とか、きっと本人気付いてないよね。

迅はただ、無理して笑わないだけで、

常に機嫌が悪いわけじゃない







「なぁ、イチ」
いつもよりワントーン下がる声、
けれど、それに気づく事なく自分は焼かれるたこ焼きたちに熱中で、

いい香りが漂い、自然と笑顔になった




「んー?なにー?」

だから、少しだけ……この後、後悔した

この時、迅はどんな顔で…………………………









「時雨の事、頼んでいいか」


私にそう言ったのか―――――――――


















「……………………………………え?」