「でも先生から蜜は独りだって聞いて、どうして嘘をついたのかってずっと悩んでた。」 星は下を向きながら私の顔を見ようとしない。 「お母さんから聞いたんだ、蜜に同病者の友達なんて居ないって。独りなことでずっと苦しんでるって。」 そう担任が付け足す。 「でも考えてて、蜜は優しい子だからもしかして私達の為に嘘までついてたんじゃないかって思ったの。」 そこまで話すと星は私の目を見て続けた。