『俺の泳ぎ速かっただろ? なーんてな(笑)』 『うん速かった(笑) …あ、でも…』 『でも?』 『山下、右肩怪我してるでしょ?』 『え、してないけど?』 『嘘。 水をかく時、右だけ動きがぎこちなかった』 『…バレたか』 山下が苦笑いしながら頭をかいた。 『皆から期待されてそうだから、頑張らないと駄目 だと思って(笑)』 『そうだけどさ。 怪我したら元も子もないんだから、あんまり無茶 しちゃダメだよ』