「は、離れて……っ」
「そんな可愛い声で言っても効果ないよ」
ダメ……もう何言っても通じない、
止まってくれない。
こんな青井くんは初めて……だ。
「小波くんが、こんなことするなら俺もキスくらいしちゃおーか」
「……!?」
な、何言ってるの青井くん?
やっぱり今日の青井くんはおかしい。
いつもこんなこと言ったりしない人が
意地悪そうな笑みを浮かべてる。
「だって、今ならすんなりできるよ」
「だ、ダメ……だよ」
「美依ちゃんが抵抗しても無理やりしようと思えばできちゃうけど」
確かに、このままだったらわたしが抵抗したところで敵うわけない
はずだったのに……
「……そんなこと僕が許すと思ってんの?」
今の声の主で、遮られた。

