息がかかりそうなくらい、それくらい距離が近い。
「ま、まって…ちひ……」
話してる途中だったのに、知紘の人差し指が優しくわたしの唇に触れた。
「柔らか……」
だ、ダメだ……危険、今の知紘は危険だってわたしの中で何かが言ってる。
いつものやる気のなさそうな瞳はどこかへいって
黒く、澄んだ綺麗な瞳がしっかりわたしを捉える。
「告白の返事なんて返したか教えてあげる」
ニヤッと片方の口角を上げて、こちらを見ていた。
な、なんでそんな顔……。
「告白してくれた子すごいタイプだった」
「え……えぇ!?」
な、なんかとんでもないこと言ってるこの人。え、じゃあタイプだったってことは付き合うの決まったってこと……?

