な、なんてやつなんだ!!
変態だ、こいつは変態だ!!


「……怒ってる?」

「お、怒ってる!」


せっかくの休みなのに1日中、知紘の相手してたら疲れちゃったよ。


やっぱり、一緒に寝るのは危険だ、危険すぎる!


引っ付いてきた身体を無理やり押し返してやった。



「どーしたの?」

「離れて寝るの!」


「なんで?」

「な、なんでって……知紘が危険だから」


さっきのこと忘れてないでしょーね?


「ごめん。もうしないから」

知紘の顔をそっと覗いてみると、シュンっとしている。


うっ、わたしはいつもこの顔に弱い。