いったん家に帰って、着替えてメイクを落としてから知紘のところに行こう。
そう決めて家の扉を開けた。
「ただいま」
おかしいなぁ。返事が返って来ない。お母さんもう帰ってきてるはずなのに。
奥に進むとリビングの電気がついてるのが見えた。
なんだ、テレビでも見てて気づいてないのかな?
「おかーさん?」
って、安易にリビングの扉を開けるんじゃなかった。
「おかえり」
「え……な、なんで知紘がいるの!?」
うそ、わたし入る家間違えた!?
あまりの疲労で隣の知紘の家に入ってしまったのかと錯覚。
いや、だけどここは確かにわたしの家だ。
ん?じゃあなんで知紘がここに?

