「か、河本くん?あのほら、あっちに他の女の子いるし。わたしちょっとジュース取りに…」
「ほーら逃げようとしたってダメ。あと河本くんじゃなくて風馬ね?」
なんとかこの場から逃げようとして考えた言い訳もダメ。
もうやっていける気がしない。
ため息が漏れそうになったのを我慢して
ずーっと河本くんはわたしから離れず、ずーっといろんなことを話していた。
好きな女の子はこういう子がいいとか
絶賛彼女募集中だとか
自分の好きなバンドの話とか
よく話す男の子。
そんな河本くんの会話を黙って聞いて、たまに「聞いてる?」って聞かれて相槌を打ったり。
とにかくとても疲れた2時間だった。

