「いきなり呼び出しちゃってごめんね……青井くん」


そう、それは青井くん。
今までずっとちゃんと話せていなかった。


いろいろあって、青井くんにもきちんと話す機会を見つけないといけないと思って、ちゃんと気持ちを伝えて、踏ん切りをつけなきゃいけないって。


散々青井くんには迷惑かけて、告白の返事もせずに引き伸ばして。


わたしは青井くんのことを考えずに自分のことを一番に優先して、結局青井くんを傷つける形になった。


それをきちんと謝らないといけない。


「なんか話すの久しぶりだね」

「そ、そうだね」


あれから全然話すことができなくて、話すのもぎこちない。

上手く目を合わすこともできない。