心臓はバクバク
頭の中はフル回転
「……そーやってすぐ顔赤くして」
頬に触れる知紘の手がひんやり気持ちよくて、そして触れられたとわかると、また身体が反応してしまう。
「意識しすぎ。もしかして何かされるの期待してるとか?」
「なっ……き、期待なんてしてな…」
「あー、また隠してるし」
首元を見ながら、知紘の声のトーンが低く、不機嫌になったのがわかる。
「隠すなって言ってんのに、隠す美依はほんと悪い子だね」
そう言いながら、まだ消えていないキスマークを隠すために貼った絆創膏を剥がしとった。
「だ、ダメ……隠さないと…」
「隠さないとなに、アイツにバレるのが嫌?」
「そ、そんなんじゃ……」
知紘は青井くんの話になると、すぐそうやって、鋭い視線を向ける。

