業務時間外の戯れ〜ハロウィンの甘い夜〜

今日は31日、ハロウィンの日。

今夜、街中は仕事帰りにハロウィンパーティーに興じるひとたちでにぎわっていることだろう。

「まいったな。その魔女コスプレ、似合いすぎて脱がせられないかも」

といって、高梨さんはわたしが恥ずかしくなって顔を赤らめていることをいいことに、にやにやと笑っている。

「まあ、黙ってても、おまえに魔法にでもかけられてイタズラするほうはオレのほうだけどな」

そういってわたしを困らせるのが大好きなんだから。

耳元で、高梨さんが小さくささやいた。

「トリック、オア、トリート」

ドキっとさせるお願いにわたしも返さずにはいられない。

「ハッピーハロウィン」

そういって、高梨さんへチョコ以上に甘いくちづけをした。

ハロウィンとはいえ、わたしたちの戯れはまだまだ終わりそうにない。

(了)