──昔々、ある所にそれはそれはお姫様のように可愛らしい男の子がおりました。



そんじょそこらの女の子よりも数十倍可愛かった彼は回りから常にチヤホヤされ、うんざりとした毎日を送っていました。





そんなある日、妻を病気で亡くしてから男で一つで男の子を育ててきた父親が再婚相手を連れてきたのです。



男の子はいきなりの第三者の介入に驚き戸惑い、まあ一悶着はありましたが、持ち前の適応力の高さからすぐに慣れ、再婚相手の連れ子の女の子とも良好な関係を気づくことが出来ました。





そんな女の子みたいに可愛くていい子の男の子はそれからスクスクと成長し……








「黙れ喋るな底辺」






今に至るわけである。