後輩と過ごす季節








颯太に半ば強制で連れて行かれ、ついた先は、颯太の家だった。



「何で颯太の家なんか…。」



先輩に会えてないこともありブスッとしていた。



「はいはい!文句言わないの!
清水先輩のためなんだから!」



そう言って、俺の背中を押し無理やり、家の中に入れた。



「はい、これ清水先輩から。」



またもや、ミニカード。


『Let's 衣装チェンジ!
きっと将輝はカッコいいんだろうな…。』



衣装チェンジ?

それにカッコイイなんて…。
滅多に言ってくれないのに…。


俺が読み終えたのを確認して、紙袋を渡してきた。


「僕の部屋で着替えていいから。」



その言葉を残し、颯太はどこかへ消えた。



紙袋を開け、中に入っているものを広げ、驚いた。



襟のたった白いシャツ。王子が着るようなやつ。
真っ赤なベスト。
黒のズボンに黒のブーツ。
そして、外側が黒、内側がベストと同じような赤のマント。


これは…。

吸血鬼…?


「俺こんなの着んの?」



着たくねぇ。そう思ったが、ミニカードの言葉を思い出した。



意を決して、着始めた。



着た感想として、あまり着なれてないのでとても違和感がある。