一方陽介は、立ち直るのも早かった
次の日から、由美以外にも声をかけていた

「青羽さんって奥さんいたじゃない?私不倫嫌いなので」と一喝されたけど「今は独身に戻ったから不倫ではない、なぁ良いだろ?付き合おうよ、俺たち相性よいだろ?」


退社時間前に言い寄っていた話を耳をダンボにして聞いていた橋元部長

『ん?別れたってどういう事か?しほりはどこに行ったのか?』と青羽を睨んだ。


「しほりさん追い出したの?あれだけゾッコンだって、社長の息子と婚約していたの無理矢理破談までさせておいて・・・ねぇ部長どう思います?」


何故俺に聞く?

「青羽、それは自分勝手だろ?妻がいる身で違う女性と旅行それもわが社から言い出された出張だと誤魔化して、奥さん泣いていたぞ」


「こうも言ってたな?」


「あいつが何を言ったか知りませんが、俺は・・・しほりが好きだったけど、あいつの男ぐせの悪さを聞いたら、胸くそ悪さ感じたから追い出したそれのどこが悪い?」



「その話、違うと思うが、しほりさんに聞いたのか?」


「聞かなくとも、あいつの態度見ていたらわかる」と言われ連は拳を振り上げ殴っていた


「しほりが青羽と一緒になりたいって泣いて詫びて俺から奪い取ったお前には元カノがいた、元カノが色々しほりに言い寄っていた話を聞いたか?じゃあいつまでも子供ができない原因聞いたら、恨む相手が違うと思うが?」


「何故俺に何にも言わない?」


「それは、青羽を愛しているからだろ?不妊の原因が元カノにあったら青羽は、どうする?」


それを聞いてどうする?
俺たちには、相性がなかったんだ
しほりが出ていって清々した