好きだと伝えたくて。

つーか、誰だよ! フォト喫茶なんて考えたのは!



「……」



って、俺か。


こうでもすりゃ、違和感なく彼女と写真を撮れると思ったからだ。


あの頃の俺って、マジでチキンだよな。


好きな子の傍にも行けねー、声すらかけれねー、写真だってこんな風に道筋を作らなきゃ撮れねーなんて。


つーか、結局写真は撮れなかったんだ。


違和感なく撮れるはずだったのに、声をかけられなかったというなんとも情けねー話で。


ますます溜め息しか出てこねぇ。