君に恋する3秒前。



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《月架、今日は散歩いかないの?》


陽汰があたしの家にきてから一ヶ月くらい経った。


陽汰も割りとあたしに話しかけてくれるようになった。


あたしは陽汰に携帯を買ってきて、連絡が取り合えるようになった。


それからは二人とも家の中にいる時でもメールを送りあうようになった。


あたしにとって、メールは言葉よりも大切なツールになった。


あたしもメールを送り返す。


《でも陽汰、平気?一人で》


《うん大丈夫!行ってきなよ》


ほんの少しずつだけど、陽汰も音に耐性がついてきた。


現に、イスが引けるようになったんだ。


相当凄いことだとおもう。


「・・・行ってきます。」