____ドォォオン

凄い音がした。


ドアが開いたみたいだ。


・・・あの、姿は。


「・・・陽汰・・・」

どうして来たの。


あたし、死ねないじゃん。


あー、もう。またこんな生活が続くの。


いい加減、終了したいよ。


「チッ、お前らやれ」


大勢の男達が陽汰一人を取り囲む。


あたしはそれを見て、何も思わない。


・・・思わない?




そんな訳ない。


あたしの大切な陽汰を、傷つけるな・・・!