「可愛がってやるからなぁ?」


舐め回すような目線に、あたしは目を閉じる。


もうすっかり色のない世界。


きっといつか白黒になってしまう。


そしたらあたしは、きっと死ぬ道を選ぶだろう。


楽になれるなら、そうしたい。


こんな運命なら、やめたい。


人生を、リセットしたいんだ。