君に恋する3秒前。



なんか、歩きづらいな。


・・・あぁそうか、雪が積もってるんだ。


そんな事にも気づかないなんて、あたし。


どれだけ絶望してるんだろう。


このまま、どこか旅に出て干からびてしんでしまおうか。


きっと、陽汰は怒るだろうけど。




「よう月架、また会ったな」

振り向くまもなく、あたしは意識を失った。