◆❖◇◇❖◆ 死にたい、って言ったら陽汰は本気で怒ってくれた。 泣きたい、って言ったら陽汰は静かに抱きしめてくれた。 陽汰がいなかったら、壊れてた。 もう、嫌だった。 生きているのが辛い。 それだけで。 陽汰が、《散歩でも行ってきたら?》なんて言うから、あたしは頷いてしまった。 もう前のように、世界に希望を感じることは無い。 切なさに紛れた後悔があたしを取り囲んでいく。