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死にたい、って言ったら陽汰は本気で怒ってくれた。


泣きたい、って言ったら陽汰は静かに抱きしめてくれた。


陽汰がいなかったら、壊れてた。


もう、嫌だった。


生きているのが辛い。


それだけで。


陽汰が、《散歩でも行ってきたら?》なんて言うから、あたしは頷いてしまった。


もう前のように、世界に希望を感じることは無い。


切なさに紛れた後悔があたしを取り囲んでいく。